Gmailに　Geminiのサイドパネルが設置されました。Gemini 1.5 Proモデルを含む、Googleの最も高性能なモデルを活用しており、より長いコンテキストウィンドウと高度な推論機能を備えています。これにより、ウェブ上のGmailで以下のことが可能になります：

• メールスレッドの要約

• メールスレッドへの返信の提案

• メールの下書きの支援

• 受信トレイ内のメールやGoogleドライブのファイルから特定の情報を取得するための質問

GeminiはGmailで作業を開始するためのプロアクティブな提案を提供しますが、自由形式の質問も可能です。例えば、「私の代理店のPO番号は何ですか？」、「前回のマーケティングイベントに会社はいくら使いましたか？」、「次のチームミーティングはいつですか？」などとGeminiに尋ねることができます。そして、そのままGmailを離れることなく、迅速に返信に必要な情報を得ることができます。

本日より、AndroidおよびiOSのGmailモバイルアプリでもGeminiを使用して、メールスレッドを分析し、ウェブ上のサイドパネルと同様に重要なポイントを要約したビューを見ることができるようになります。特に移動中に便利で、長いメールスレッドを読むのが時間がかかり、また小さい画面ではさらに難しい場合に役立ちます。コンテキストに応じたスマート返信やGmail Q&Aなどの追加のモバイル機能も近日中に登場予定です。

優れた機能

GmailのGeminiは、メールの内容を閲覧し、理解し、返信するのを助けるだけでなく、Docs、Sheets、Slides、Driveなど他のWorkspaceアプリとも連携します。例えば、会社のオフサイトイベントを計画していて、チームメンバーから部屋を予約するためのホテル情報を尋ねるメールが届いたとします。このとき、Googleドキュメントに保存されているオフサイトの詳細情報を基に、「@Company Offsite 2024に記載されているホテル名と営業担当者のメールアドレスは何ですか？」と簡単にGeminiに尋ねることができます。そして、その情報を簡単に返信に挿入して、チームメンバーをサポートできます。

ご利用にあたり

管理者向け: WorkspaceアプリのサイドパネルでGeminiにアクセスするには、スマート機能とパーソナライズ設定をオンにする必要があります。管理者は管理コンソールでユーザーのためにデフォルトのパーソナライズ設定をオンにすることができます。

エンドユーザー向け:

• ウェブ上では、Gmailの右上にある「Ask Gemini」（星のボタン）をクリックして、GmailのサイドパネルでGeminiにアクセスできます。GmailでのGeminiとの共同作業については、ヘルプセンターをご覧ください。

• モバイルでは、メールスレッド内の「このメールを要約」チップをタップしてGeminiにアクセスできます。